アウトガスとはどういうもの?
世の中には、名前を聞いただけでは分からない言葉が多く存在しています。
「アウトガス」も、その1つではないでしょうか。
そこで今回は、アウトガスについて解説いたします。
▼アウトガスとは?
製品を作り上げる際は、さまざまな材料が使用されます。
その材料の1つに「有機材料」があり、主成分は樹脂です。
樹脂は植物を原料とするものと、石油を原料とするものとに分かれます。
植物から作られたものが「天然樹脂」、石油から作ったものが「合成樹脂」です。
有機材料で作られた製品や部品は、ガスを放出することがあります。
これがアウトガスと呼ばれるもので、製品の不具合を招いたり、人体への影響が懸念されたりしています。
近年の研究により、アウトガスが宇宙空間の環境汚染をもたらしていることも分かっています。
▼重要なアウトガス対策
アウトガスは、有機材料を含むプラスチック製品や接着剤などから発生します。
とりわけ建設資材に多く使われていることから、建設現場におけるアウトガス対策は不可欠です。
建設現場では、使用する製品の中にアウトガスを発生しているものがないか、正確に測定します。
なかにはアウトガスの発生を阻止できない材料もあるため、その場合は発生量が少ないものを選ばなければなりません。
▼アウトガス対策の具体例
アウトガスが発生しやすい現場に、塗床工事が挙げられます。
これは、塗床材が揮発性の高い成分を含んでいるためです。
こうしたケースでは、より揮発性の低い塗床材に変更するといった対策がとられます。
▼まとめ
アウトガスとは、有機材料から放出されるガスのことです。
製品の安全性を損なう危険性があり、人体や環境への影響も懸念されます。
特に塗床工事の現場においては、アウトガス対策が必要不可欠です。
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